福祉部長のひとり言

福祉部長のひとり言

3.11

今日は3月11日。東日本大震災から15年がたった。15年前のこの時間、病院のテレビで津波の映像を呆然と眺めていた。 

 15年後の今、政府は東日本大震災からの復興のための施策を実施するため復興特別所得税の一部を防衛費に回すという。福島原発の廃炉は進まず、除染土は福島県内に積み置かれたままなのに。首相は、災害に強い国作りというが、それよりも災害後、被災者に優しい国作りだろう。 

原発の廃炉代も核のゴミの代金も、私たちが電気代として支払っていて、当然それは電力会社の収入になっている。 

 故郷を奪われた人たちがいる。そして私たちは奪った側に、電気代も税金もせっせと上納し、加担し続けている。除染土も、核のゴミも電力消費地である東京や大阪が引き受けるわけではない。こんなことを書いても、避難区域の人たちが助かるわけではないし、この社会構造を変えられるわけではないが、無関心ではいられない。 

原発処分費や核のゴミ処理代金まで、防衛装備品などではなく武器代は、私が実際に支払っているのだから。15年目にして、奪う側、殺す側にいる自覚を再確認しておこうと思う。