先日、作家 東野圭吾さんの訃報がありました・・・。
私は幼少期から本を読むことが好きでした。
幼いころは絵本、小学生になると活字で埋まった本に手を出し、中学生で古文に魅せられ、高校では古書、海外文学を手に取るようになりました。大学になると論文を読むことが増え(というか授業のために読まざるを得なかった)、小難しい論文ばかり読んでいると、「小説が読みたい」という気持ちになり、手に取ったのが東野圭吾さんの作品でした。
それからは東野圭吾さんの作品に言葉通り「どはまり」し、古本屋に足を運んでは「ひ」行のコーナーの前に立ち、数冊を選ぶことを繰り返しました。その他の著名な作家さんの作品も勿論読ませていただいていますが、色々な作品を読んだ結果、最終的に私の一番好きな文章と物語を作り出す作家さんは東野圭吾さんでした。
私の母も読書好きで、母は「東野圭吾さんの本はどろどろしていて気持ちが重くなる」と言っていましたが、私は違う感想をもっています。確かにミステリー中心で、どろどろした人間関係や黒い気持ちが描かれていることが多いですが、いわゆる「犯人」のポジションになる悪役の登場人物のここに至る背景が、人間らしく、情にあふれていることが多いです。作品の中には、最近流行りのいわゆる「どんでん返し」ではなく、物語の冒頭にすぐ犯人が分かるものもあります。でも、犯人が分かっていても尚、その背景の物語に魅せられ読み進めていける魅力があります。
そして、文章も、一つの場面を切り取り丁寧に描写する、絵画の様な構成でとても美しいです。
もっともっと、沢山の作品が読みたかった。。
次の休みには、きっと追悼コーナーがあるであろう書店に行ってこようと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
三戸