「参議院選挙と安倍さん」
国政選挙だけではないが、争点や政策があいまいなままだと感じる。選挙運動も盛り上がらない。政党の主張はあるが、候補者の政治主張などは「既成政党」であればあるほど見えてこない。候補者個人がどんな考えで、どんな社会を目指しているか具体的なものがない。
NPO法人日本障害者協議会(JD)が、国政選挙のたびに、障害者政策に関する「政党公開質問状」を行い、各党の障害者施策の姿勢などをまとめているが、マスコミなどで取り上げられることもなく、家に配られてくる選挙公報には障害者施策はどこの誰も書いていない。(大阪では、唯一1名だけ「障がい者支援」と書いていた候補者がおり、トップ当選だった。具体的な施策はまったく書かれてはいなかったが…)
具体的な福祉施策の中身が選挙の争点になったことは無いだろう。しかし、国会こそ「立法の府」であり、障害者総合支援法も虐待防止法も差別解消法も国家で審議され成立してきた。選挙で話題に隅にも出ないのは悲しい。
その選挙活動の最中、応援演説中の安倍元首相が殺されるという衝撃的な事件が起こった。これまでも何人もの政治家が被害にあってはきたが、リアルタイムに近い形での映像が報道されたのは初めてではないか…。
「モリ・カケ・サクラ疑惑」絡みではなく、報道では容疑者の「個人的恨み」からの犯行とのことだが。
(上記疑惑解明は別として、)ご冥福をお祈りする。
しかしまあ、コロナ、ウクライナ、選挙、安倍さん…いろいろありすぎて「現実感」というか、頭が追い付かない。昨年の今ごろは東京オリンピックだったなぁ…、遠い昔の様だ。