福祉部長のひとり言

福祉部長のひとり言

別れ

別れ 

 

一昨日、友人との永遠の別れがあった。病院から治療ができない旨を告げられてから家で過ごし、多くの家族、親族、彼女の人生にかかわった何十人もの友人たちがやってきて感謝と尊敬の念を交わし合い、そして居合わせたみんなで歌を歌う中、彼女は旅立った。本当にいい旅立ちだったと思う。集まってきた彼女の友人たちも皆、素敵な人たちばかり。小さな巨人とは彼女のことだ。 

 

私は人生において、どれだけ彼女に助けられ、支えられてきたか。近所に住み、まさに家族ぐるみの付き合いというやつで、幾度となく「今日預けといていい」「学校終わったら行かすから、今日そっちでご飯食べさしたってくれへん」「今日そっちでご飯食べよか」そしてそれがいつも楽しみだった。どれだけ一緒に酒を酌み交わし、彼女の料理を食べただろう。家族以外で私の料理を一番食べてきたのも彼女だ。 

 

そんなに遠くないいつか、俺もそっちへ行くやろしな。そん時はうまい酒と肴を持っていくしな。楽しみにしといてや。